強み/ストレングス

エムクラスのサービスの特徴:ストレングスと移行リスク

2021.04.26

本日は、個人の持つストレングス(強み)と移行リスクについてお話しいたします。

行動特性を知る

エムクラスでは個人の行動特性とチームの特性を明らかにするため、米国の世論調査会社GALLUP社の持つアセスメント「クリフトンストレングス・テスト(通称:ストレングス・ファインダー)」を使用しています。
ストレグス(強み)を使うことは、最新の科学的根拠を基盤とする理論に基づいた行動変容を促す効果的な方法です。
これらはエムクラスにおいても、「エグゼクティブ・オンボーディングを成功させる5つのポイント」のうち「自分を正しく認識する」「まずいいところを見つけて褒める」「早期に小さな成功事例を作る」の3つのベースとなるとても重要なスタンスです。

「クリフトンストレングス・テスト」とは

さて、世界では約2300万人が「クリフトンストレングス・テスト」を受けています。
その結果データを保有する前述のGALLUP社は、調査の結果を以下のように結論付けています。

・企業価値向上のためには、社員のエンゲージメントが重要である
・エンゲージメントを上げるためには、「強み」にフォーカスする事が重要である

そして、「強み」に集中することにより、以下の結果が報告されている
・仕事に積極的に取り組む率は6倍高くなる
・生活の質が非常に高いと報告する率が3倍高くなる
・日々の生産性が7.8%高くなる

アセスメントでは、約5,000種ある才能を34種類の資質に分類し、トップ5の組合わせから個人の行動特性を明らかにします。その組み合わせは3300万分の1、個人特有のものだと言えるのではないでしょうか。
これらアセスメント結果データをもとに個別セッションをし、理解を深め活用できるようになって初めて「強み」と成ります。強みを使い、個人の能力開発と、対話型の組織開発の両方を行うことができます。

ストレグス(強み)を使って、行動変容をサポートする

まず最初に言えるのは、人には3300万通りの違いがあると言うことです。
GALLUP社の調査で成功者に共通する結果はありませんでした。
つまり、「同じ」課題やチャンスに向かって「同じ」結果を出すにしても、それぞれアプローチが違うということです。生き生きと力を発揮する方法が違う、当然その方が経営者なら、取っている戦略も見事に自身の強みを活かした方法であるのがわかり、大変興味深い結果です。

自身の移行リスクを明確にする

したがって、意識せずとも誰もがそれぞれ特有の成功のパターンをお持ちです。
エムクラスでは入社前のオンボーディング・セッションにおいて、入社者とこれまでのご経歴および行動特性結果データをもとに、成功パターンの洗い出しをします。
そしてその裏には、その行動特性からうまくいかない時の傾向や引き金となる事象が隠れています。
成功パターンを洗い出し、行動特性からうまくいかない時の傾向、引き金となる事象などを明らかにしていくセッションが、「自身の移行リスクを評価する」と言うことになります。

これまでの成功の理由は何か。
強みがマイナスに働く場合はどんな時か。
うまくいかなくなったら、どう回避できるのか。
Day1までに行います。

着任後は自身の力を最大限引き出せるように、もしくは自身を俯瞰し状況に合わせて軌道修正しやすいように、このストレングス(強み)を使ったコーチングセッションを行います。

同じ理論から、部下一人ひとりの強みも異なります。
それらを格子状にまとめ、チームとしての強みを可視化・分析することもできます。
それぞれに合わせたマネジメント手法で個人の力を最大限に引き出すコミュニケーション方法をお伝えすることが可能です。
人がやる気になる方法や状況はそれぞれ異なります。

優れたチームを作る

さて、これら個人一人ひとりの特性を組み合わせて、優れたチームを作ります。

米国Gallup社のあげる「優れたチームの特徴」はこうです。
①使命感と目的を共有している
②チームメンバーが自分には得意なこともあれば不得意なこともあることを理解している
③チームメンバーがお互いの才能のフィルターを認識している

つまり、チームのゴールを共通化し、それぞれの違いを認め合い、補完をし合う関係を作ること、これがストレングス(強み)を使ったチームビルディングのスタンスです。

着任から遅くとも2ヶ月以内の効果的なタイミングでチームビルディングのワークショップをお勧めしています。

エムクラスでは経験豊富なストレングスコーチをご提案します。
個人の持つ強みや信念こそが組織の力になると信じています。

本日はエムクラスのサービスの特徴・ストレングス(強み)を使った手法についてお話しさせていただきました。

新しいリーダーの4割が最初の18ヶ月で失敗します。
その大部分はオンボーディングプロセスで防ぐことが可能です。
人材でお困りの経営者の力になり、新しい入社者と組織をつなぎ成功をサポートします。

2021年4月26日
株式会社エムクラス 
代表取締役 村上しほり