本日は、エムクラスの社内取り組みをご紹介します。テーマは、個人のパフォーマ ンスを最大化するための要素としての「ヘルスケア」。
この度、一般社団法人 女性の健康とメノポーズ協会(以下、女性の健康とメノポー ズ協会)が女性の健康課題における予防・対策、およびワーク・ライフ・バランス の知識と情報に関するリテラシーを評価・認定する「女性の健康検定」 を社内導入し、2024年6月に2名の「女性の健康経営推進員」が誕生いたしました。
【「女性の健康検定」とは】
女性の健康と特有の疾患についての知識と情報、健康でより良い働き方のための対策など、女性活躍推進にかかせない情報とエビデンスに基づいた知識を、年代ごとに学ぶ検定です。
女性医学の専門医学会である一般社団法人日本女性医学学会の後援をうけ、女性のライフステージに合わせた働き方を学びたい個人、職場のより良い環境づくりをめざす企業や団体から活用されてきました。
リテラシー向上のための健康教育、女性の活躍支援、ダイバーシティ推進の土台として、行政・自治体、企業、医療機関などの人材育成、職場研修にも、女性の健康検定は役立っています。
また、この検定には初級に相当する「女性の健康推進員」コースと、上級に相当する「女性の健康経営推進員」コースの2種類があり、エムクラスでは2名のメンバーが「女性の健康経営推進員」の認定を受けました。
〈一般社団法人 女性の健康とメノポーズ協会〉
https://www.meno-sg.net/
【社内導入の背景】
~個人のパフォーマンスを最大化するための要素としての「ヘルスケア」~
エムクラスは2021年のサービス開始以来、変革フェーズの企業経営者の「チーム 力を最大化し、早期に結果を出したい」という望みを支援するエグゼクティブ・オ ンボーディングを提供してまいりました。企業が女性・外国人・中途採用者などを登用し、多様性のあるリーダーシップチームを作る際、そのオンボーディング支援は、それぞれパーソナライズ されたものである必要があると考え対象者に合わせたプログラムを提供してきまし た。多様性のあるリーダーシップチームであっても、バックグラウンドを問わず、皆に共通し、心と体の「ヘルスケア」は重要な要素の一つであると捉えています。
~なぜ今回「女性」の健康に注目し、社内で取り組んだのか~
特に「女性」のヘルスケアに特筆することがあるとすれば、そのタイミングで す。東証のコーポレートガバナンス・コード改訂、内閣府の女性活躍推進法改訂や女性版骨太の方針2024などに後押しされ、これまで会社組織に少なかった年齢層・役職の女性の活躍が期待されています。留意すべきは、それと同時期に当事者個人のライフステージの変化におけるヘルスケア(特に更年期)の課題が重なる可能性が高いことだと考えています。これまでは、それらがプライベートな問題や個人の責任とされてきたり、従来型の男性をモデルとしたリーダー像やワークスタイルの中で、リーダーシップチームには届かず知られていなかった情報であったのではないでしょうか。私たちは、「ヘルスケア」を個人だけの責任やプライベートなものとするのでなく、個人・組織・また共に働くリーダーシップチームの一員である男女の意識醸成が必要な重要なテーマとして取り組むべきだと考えています。
今回、弊社エムクラスにおいても、自社の取り組みとして、男女ともに女性の健康に関する医学的・科学的な知識・情報を入手し、理解し、活用する能力を高めていくことを目的として社内研修に導入いたしました。メンバーの心と身体の健康を守り、多様性のあるチームの中でそれぞれが自分の人生をよりよく生きる、そして、それらの輪を社会に広げることに寄与出来たら嬉しいと思っています。
株式会社エムクラス
代表取締役
村上しほり
7月9日に女性版骨太の方針2024年版が決定されています。
どうぞご覧ください。
内閣府HP:https://www.cao.go.jp/press/new_wave/20240709.html
女性版骨太の方針2024:https://www.gender.go.jp/policy/sokushin/pdf/sokushin/ yuten2024_honbun.pdf